中文教本を読む-黄涛「咏春拳」第二章-詠春拳の技術原理 -第七節 簡潔

詠春拳技を成就させるためのこつを一つ追加するならば「簡潔」ということである。

詠春拳は決して各種様々な技法を大量使用することはできない、というよりも練習者は簡単な技法をもって様々な局面に運用することを努力理解せねばならない。この理念を通じて、簡単容易な技法だからこそ様々複雑な状況においても首尾よく対応できるのである。

詠春拳の第一套路である’小念頭’は練習者が熟達すべき盤石の基本拳式であり、この套路は単式 黐手(chishou ちーさお)対錬と密接に関係している。

続いて この基本理念は 第二套路である’尋橋’においてさらに一歩推し進められる、この套路で‘转马(zhuanma つぇんまー)≒反転姿勢 や 歩法、足技が紹介され、同時に進行しながらの両手のコンビネーション手わざ練習、引手練習が加わるのだ。

ちーさおは我々に運動中に自分が所有する技法をいかに組み合わせ変化させ得るかを明らかにすることが出来る練習である。

この系統だった学習過程によって練習者にとっては目標の理解と設定が容易となるのだ。

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練習者にとって一つの等級内容が掌握出来て後に、引き続いて総合と発展の過程に一歩進むことができる。

続いて詠春拳の基本拳式について述べる。(ぼんさお・たんさお・ふっさお)(省略)

(第八節 触覚反射 に続く)

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