中文教本を読む-黄涛「咏春拳」第二章-詠春拳の技術原理 -第六節 寸勁および寸拳

(本文は 中国書籍「咏春拳」の日本語訳である。)

詠春拳において’寸勁’の言葉は一種の伝説に彩られている。

先に述べた如く、手腕がリラックス状態を維持することで迅速に運動状態と方向を改変できるようにすることが必要だ。

それゆえ、任意の位置や超短距離から瞬間的に最大爆発力をもたらしうることも重要な能力となる。

正確な訓練を行えば、短時間内に寸勁を掌握することは難しくない。しかし、あなたは打撃力がどこから来るのか、その才能を高めねばならない。シンプルな系統だった練習方法があなたの身体に正確な習慣を形成する助けとなるのだ。

もしも正確な身体張力、関節の配列とフォームの動きを形成できれば、あなたは移動中の身体重量を利用できる―しかして、ただ手腕の速度と力量だけで相手を攻撃しなくてよくなる。

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身体のフォームの助けを借りることで、最小の出力で最大爆発力を確保することが可能となる。

あなたの両足の力量を上体の重量の前方異動に帯同させて攻撃力を増加させ得る、この地面と打撃力の相関関係こそが大変重要な点なのだ。


(以下 ①出拳習練方法 ②注意事項 未訳出)


(第七節 簡潔 に続く)

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