中文教本を読む-黄涛「咏春拳」第二章-詠春拳の技術原理-第十節 骨格および姿勢の重要性

詠春拳の体位については誤解を招くことが普通である、なぜなら初めて見た又は初めて練習するとき、それは非常に愚かしくかつ不安定に見えるからである。

しかし、これら武術のもつ別の側面と同様に、いったんそこに内在する原理や力学構造を理解すれば、その意味から得るものは大である。

地面(または我らの両足)が両手に関連するという動作の技術原理のみならず、強固な両足に基づいた攻撃と有効な両足に基づいた防守はいずれも最重要であることを理解するに至るだろう。

これら両者は明らかに一緒に発現するのである。

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しかし我々は理解する必要がある、実戦に当たり身体がある姿勢を取るチャンスはいかなる状況で発現するのか、同じでない体位が、相手の心情や形勢にどのような影響を及ぼすか、我々はまたどのように体位を変化させ相手の攻撃をかわし、自身の体位が崩されないようにするか。

詠春拳の練習者は脚で地を踏みしめ、体躯の旋回で得た力量を肩関節を通して前に送ることで速度を増強することを了解しなければならない。

空手道の練習者は尾てい骨(?)の旋回により力量を生み出す。詠春拳では体位と歩法によって高速度と正確な角度を発生させるのであり、重心の前掲移動は使用しない。

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